メッセージのある
モノづくりを継承していく。
2016年までセラメッセには企画開発部がありませんでした。「自社ブランドでいこう」。そう決めてから最近まで、新製品のアイディアのほとんどは社長が考えていたのです。しかし、多様化する世の中のニーズや時代の変化に対応するためには、このままではいけない。社長のそんな想いから企画・開発室を立ち上げました。どんな建築にどう使うのか。製品そのものが価値を語るモノづくりはそのままに、若い世代の柔軟な発想でこれからのタイルを生み出していきます。
新しい発想で新しいニーズを
掘り起こした「LULU(ルル)」。
一見するとちいさな花のようにも見え、「これがタイル?」と驚かれる「LULU(ルル)」。タイルを「壁に貼る平らなもの」から「壁を飾るもの」と定義し直し、DIYが人気となっている背景をふまえ「お客様が自由に施工できるように」という想いから生まれました。釉薬屋への発注書に書いた「グルグルで」という指示から濁音部分を取り、「LULU」に。そこには、お客様のところへ自由に散らばっていくといいなという想いも込められています。1年半の試作期間を経て、量産にはない良さを伝えるセラメッセの新しいジャンルの製品が誕生。展示会などでお披露目したところ、アパレルショップやホテル、バーなどから「飾りたい」という引き合いが何件も寄せられています。ニーズに合わせるだけがモノづくりじゃない。流行を作っていくような提案をすることも、企画・開発室の一つの可能性かもしれません。